岩井俊雄 いわいとしお
アーカイブ&リサーチ
上記写真左上より時計回りに、《時間層II》1985、テレビ番組「ウゴウゴルーガ」1992-1994、《映像装置としてのピアノ》1995、『100かいだてのいえ』(偕成社)2008、電子楽器「 TENORI-ON 」2007、ニンテンドーDS 「エレクトロプランクトン」2005
アーティストアーカイブの発展的な継承を目指して
オールドメディアからニューメディアまで多様な「メディア」に向き合ってきたメディアアーティスト岩井俊雄の創造性を、アーカイブを通して、未来に向けて発展的に継承するため、岩井俊雄と明貫紘子(映像ワークショップ合同会社代表)は「岩井俊雄アーカイブ&リサーチ」プロジェクトを立ち上げました。
岩井個人が保管してきた作品の修復をはじめ、関連資料の整理、デジタル化、調査を実施しています。
岩井俊雄
1962年愛知県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。在学中に『時間層Ⅱ』で1985年第17回現代日本美術展大賞を最年少受賞。その後メディアアートの先駆者として、テレビ番組『ウゴウゴルーガ』、三鷹の森ジブリ美術館『トトロぴょんぴょん』、ニンテンドーDS『エレクトロプランクトン』、ヤマハとの電子楽器『TENORI-ON』を始め、さまざまな作品を手がける。1996年には、坂本龍一とのパフォーマンスでアルスエレクトロニカ・フェスティバルのグランプリを受賞。近年は、娘のための手作りおもちゃをきっかけに絵本制作やワークショップにも力を入れ、代表作『100かいだてのいえ』はシリーズ累計発行部数400万部を超える。