アイテム
-
「三原聡一郎 レシピ:空気の芸術」(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)展覧会記録集
¥2,200
企画・編集:慶應義塾ミュージアム・コモンズ 執筆:三原聡一郎、ドミニク・チェン、渡部葉子、長谷川紫穂、本間友 編集協力:篠律子、常深新平、稲田穂香、中嶋康太 デザイン:見増勇介(ym design) 発行:慶應義塾ミュージアム・コモンズ 判型・ページ数:A4変形/カラー/112頁 発行日:2025年3月31日 アーティストの視点から作品のアーカイブについて独自の実践を行う三原聡一郎。近年は発酵文化にも興味を持ち、2024年に金沢で行われた「発酵文化芸術祭 金沢」にも参加しています。 三原は店長の友人でもあり、SHOP Eizo Workshopでは彼の活動を応援しています。能登で進行中のプロジェクトもあるとのこと、楽しみです! 本書は2024年6月から8月にかけて慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)にて開催された展覧会「三原聡一郎 レシピ:空気の芸術」展の展覧会記録集です。アーティストノートやレシピ、インスタレーション・ビューをはじめ全作品を網羅した会場マップと解説、トーク・イベントの記録や対談などのテキストを掲載しています。 「発酵文化芸術祭 金沢」で共同キュレーターを務めたドミニク・チェンとのアーティスト・トークの記録も掲載。 【目次】 ・はじめに ・レシピ:空気の芸術(レシピのレシピ) ・アーティストノート:いまここ(三原聡一郎) ・展覧会会場マップ(全館) ・展覧会風景 ・レシピ《粉を挽く》 ・レシピ集:機能ダイアグラム/時間 ・展覧会会場マップ(ROOM1, ROOM2, FOYER) ・[記録]アーティスト・トーク:三原聡一郎×ドミニク・チェン ・観測地 N35.648, E139.744 から――三原聡一郎の「空気の芸術」と「レシピ」(長谷川紫穂) ・レシピの空間で作者と出会う(本間友) ・[対談]「レシピ:空気の芸術」展アフタートーク:三原聡一郎×渡部葉子 ・作品リスト ・作家略歴・主な関連文献/オンライン記事 以下展覧会サイトより 身の回りにあるさまざまな現象について独自の方法で芸術への読みかえを行い、そこにあるシステムやゆらぎのプロセスを可視化・可聴化していく三原聡一郎。メディアアートの基盤となるフリーカルチャーやオープンソースプラットフォームといった民主化されたテクノロジーの視点・方法論から、開かれた系(システム)のあり方を探り「装置としての芸術」の探究を行っています。 我々を取り巻く現象・事象に焦点を当てた制作活動を展開してきた三原は、近年、それらをマッピングすることで、自身の作品と制作の関心が「振動」「呼吸」「粒子」の3カテゴリーから成ることに気づき、「空気の芸術」と名づけました。加えて、三原は作品の「レシピ」づくりを実践しています。レシピとは、三原の作品の根幹であるゆらぎのプロセスを想像する方法自体をアーカイヴ化していく試みです。そこでは、芸術作品のメカニズム詳細を可能な限り記載すること、レシピに準ずる限り再制作を許可することなど、芸術実践における循環や還元性についても思考しながら、実験的に制作が進められています。 本展覧会では、新作の《粉を挽く》を加え、近年の三原の制作活動を一望することで、我々を取り巻く循環的な世界にさまざまな切り口から迫る「空気の芸術」について体感いただくとともに、「レシピ」の展示を行います。作品とレシピを同時に示すことで、作品と記述のあり方、想像力を他者と共有する試み、作家の生前意思、再制作・再展示といった問題をめぐる、三原の関心と実践に光を当てます。 「三原聡一郎 レシピ:空気の芸術」展サイト(慶應義塾ミュージアム・コモンズサイト内) https://kemco.keio.ac.jp/all-post/20240603/
-
縄文好き必読!縄文ZINE(土)【イグアノドン#002付き】
¥1,430
縄文好きのための『縄文ZINE(土)』合本(定価1200円)と、映像ワークショップが発行するZINE『イグアノドン』(定価330円)を限定3セットで販売します!明治35年生まれの考古学者、中谷治宇二郎がスケッチした「遮光器土偶」のカード付きです! どちらも『縄文』をテーマにしたニッチなZINEです。 【縄文ZINE(土)とは...】 『縄文ZINE(土)』はフリーペーパー『縄文ZINE』の1号から4号までの合本です。「縄文時代」をテーマにし、一部でカルト的人気を集めているフリーペーパー『縄文ZINE』。「縄文人の立ち話」、「現代の縄文系美人」「アイヌ文化からたどる縄文時代」、「小山健のマンガ」、「連続縄文小説」などクセつよコンテンツが盛りだくさん。縄文好きにはぜひ一読して欲しい一冊です! 【イグアノドン#002とは...】 ───芸術と科学、そして温泉文化 石川県の加賀温泉郷を拠点にする映像ワークショップが発行するZINE『イグアノドン』。#002では、加賀市出身で縄文時代を専門にした考古学者であった中谷治宇二郎をとりあげました。そして、片山津温泉にかつて350人以上いたと言われる、芸妓たちのシスターフッドを彷彿とさせる物語を掲載しました。 ───B面ポスター 毎号、飾っても楽しめるポスターを裏面(B面)で展開します。科学者、芸術家、デザイナー、クリエイターらによる作品やアーカイブ資料を掲載します。 #002では、中谷治宇二郎が作図した「第一図 石匙の形式的分類」と「第三図 石匙の地方的分類」を味わいのあるリソグラフで印刷しました。治宇二郎がスケッチした「遮光器土偶」のカード付きです! A6サイズZINE(A3サイズ折) リソグラフ印刷 日本語/English ↓「イグアノドン」のみの購入はこちらのページから↓ https://eizows.stores.jp/items/64361376a7ffd400294c8be8 ↓「イグアノドン特装版」ポスター付きの購入はこちらのページから↓ https://eizows.stores.jp/items/643a111ca75109002e9f9b84
-
縄文好き必見!映画『掘る女』パンフレット【イグアノドン#002付き】
¥1,210
映画『掘る女 縄文人の落とし物』のパンフレット(定価1100円)と、映像ワークショップが発行するZINE『イグアノドン』(定価330円)を特別価格で限定5セット販売します! 明治35年生まれの考古学者、中谷治宇二郎がスケッチした「遮光器土偶」のカード付きです! 【映画『掘る女 縄文人の落とし物』とは...】 現在入手困難な、映画『掘る女 縄文人の落とし物』のパンフレットです。松本貴子監督のインタビューなど、映画にまつわる内容に加え、縄文遺跡のマップ、発掘調査の流れや道具の解説など、もはや縄文時代の入門書のようなパンフレット。 【イグアノドン#002とは...】 ───芸術と科学、そして温泉文化 石川県の加賀温泉郷を拠点にする映像ワークショップが発行するZINE『イグアノドン』。#002では、縄文時代を専門にした考古学者であった中谷治宇二郎をとりあげました。そして、片山津温泉にかつて350人以上いたと言われる、芸妓たちのシスターフッドを彷彿とさせる物語を掲載しました。 ───B面ポスター 毎号、飾っても楽しめるポスターを裏面(B面)で展開します。科学者、芸術家、デザイナー、クリエイターらによる作品やアーカイブ資料を掲載します。 #002では、中谷治宇二郎が作図した「第一図 石匙の形式的分類」と「第三図 石匙の地方的分類」を味わいのあるリソグラフで印刷しました。治宇二郎がスケッチした「遮光器土偶」のカード付きです! A6サイズZINE(A3サイズ折) リソグラフ印刷 日本語/English ↓イグアノドンのみの購入はこちらのページから↓ https://eizows.base.shop/items/95793573 ↓「イグアノドン特装版」ポスター付きの購入はこちらのページから↓ https://eizows.base.shop/items/95793572
-
林勇気個展「君はいつだって世界の入り口を探していた」記録集
¥1,100
林は静止画も含めた「映像」のメディウム的特性まで踏み込み、独自の考察をもとに作品制作を続けるアーティストだ。この記録集には展覧会会場の写真に加えて、三つのテキストが寄稿されている。 高嶋慈「川のほとりで、蝋燭に灯をともす」 大下裕司「青、独在的な映像について。」 松谷容作「分解の実践としての林勇気『君はいつだって世界の入り口を探していた』展」 いずれも、生死、記憶、複製、アーカイブなど林がテーマにする映像メディアの特性を織り交ぜながら作品解説し、さらに展覧会が開催された時空間を再訪するような、経験の「再生(Playback)」を感じさせるテキストだ。 文庫本サイズのオールドメディアに記録された映像的経験ができる記録集をぜひ手にとってもらいたい。 (以下おおさか創造千島財団公式ウェブサイトより) 本展覧会では、過去作品のほか、林にとって身近な場所となった北加賀屋での経験を題材とする新作映像5点を発表いたします。会場は、かつて「造船のまち」として栄えた北加賀屋を象徴する旧名村造船所大阪工場跡地です。日常生活で目にするオブジェクトを用いながらも、どこか異世界を感じさせる林の映像作品を通じて、一人のアーティストのまなざしと、北加賀屋というまちが紡いできた時間の重なり合いを感じとっていただければ幸いです。 林勇気 映像作家。1976年京都府生まれ。膨大な量の写真をコンピューターに取り込み、切り抜き重ね合わせることでアニメーションを制作。自ら撮影した写真のほか、人々から提供された写真やインタビューを素材とした制作により、デジタル・メディアやインターネットを介して行われる現代的なコミュニケーションや記憶のあり方を問い直す。 近年は他領域とのコラボレーションや、ワークショップを通しての作品制作も多数試み、映像が内包する拡張性や協働的な側面について模索している。 サイズ:148mm × 105mm ページ:55p(本文) 編集:林勇気、(一財)おおさか創造千島財団 執筆:高嶋慈(美術・舞台芸術批評)、大下裕司(大阪中之島美術館学芸員)、松谷容作(追手門学院大学社会学部教授)、木坂葵(おおさか創造千島財団 事務局長) デザイン:後藤哲也(OUT OF OFFICE)、 長尾涼葉、藤澤江菜(アシスタント) 写真:麥生田兵吾、大崎緑、林勇気、(一財)おおさか創造千島財団 発行日:2023年3月31日 発行元:(一財)おおさか創造千島財団
-
植木|Petits pots et jardins
¥3,960
SOLD OUT
都市部の日常風景へ向ける高木の眼差しは、現在、人類が対峙する「人新世」が抱える問題へも接続する。この時代区分は、20世紀半ばに起源をもつとされ、グローバリズムと経済的成長のために自然環境を搾取し続けてきたことに由来する。私たちは20世紀に得たことをあきらめる時代、あるいは昔のやり方に戻る時代に生きているかもしれない。この写真集では、人間と植物の共存形態の妥協点のようなものが浮かびあがると同時にそれぞれの本性があらわにもなる。天井知らずの人間の欲望が、その妥協点を超えてしまった後の世界について想像しながら鑑賞して欲しい写真集である。(明貫紘子) 高木康行(たかぎやすゆき) 東京生まれのフォトグラファー、映像ディレクター。 奨学金を得て、ニューヨーク・ブルックリンの美術学校 Pratt Instituteに留学し、メディアアートを学ぶ。在学中は実験映像、ビデオアート、写真などを制作。卒業後、ニューヨーク・チェルシーで、ハイエンドな商業写真を扱う現像所に勤務。そこで世界的に著名なコマーシャルフォトグラファーやアートフォトグラファーと数多く出会い、アシスタントとして同行し世界各地をまわるなど、約10年間を過ごしたのち、独立。アート写真、商業写真のフィールドでキャリアを重ね、2012年、南フランスで行われた国際写真コンテスト「27th International Hyeres Festival of Photography」でファイナリストに選ばれる。そして2014年CCNYカメラクラブ・ニューヨーク国際コンペティションでのファイナリストとなる。 ニューヨークでは、Capsule Gallery、Corridor Gallery、Lorimoto Gallery、パリではArtligue Gallery、国内では、アトリエMUJI、IMAギャラリー、第2回京都国際写真祭、21_21 DESIGN SIGHT等。国内外で展示歴がある。 ページ:98p サイズ:250×200㎜ 和綴本 執筆:Philippe Pons デザイン:Eric Pillault 発行年:2020年 発行元:リブロアルテ
-
金沢建築館企画展「アニメ背景美術に描かれた都市」図録(日本語/English)
¥2,500
SOLD OUT
本展覧会では、『AKIRA』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『機動警察パトレイバー』『メトロポリス』『鉄コン筋クリート』など、1980年代末から2000年代初頭のSFアニメ映画の背景美術について、当時の作家たちが目指した表現と都市や建築の歴史的文脈とのつながりを紹介する。 これらの作品は、いずれも手描きからデジタルへ移行する時期に制作された日本を代表するSF作品である。高度経済成長とともに急変した日本の風景や都市への批判的眼差しが込められた作品の世界観は、いったいどのようにして構築されたのか? 本展では、実際に参照された書籍やロケハン写真などのレファレンス資料に加え、建築とアニメの2つの年表や美術監督へのインタビューを通して多角的に背景美術の世界を紐解いていく。 図録では、各作品の美術監督へのインタビューをはじめ、アニメ研究者のシュテファン・リーケレス氏と建築評論家の五十嵐太郎の論考、アーカイブ研究者である明貫紘子によるコラムなど、テキストを中心に展覧会を深掘りする。 また、本展はシュテファン・リーケレスのキュレーションと、明貫紘子の資料調査によって実現した、海外での巡回展『Proto Anime Cut』(2011-13年) 『Anime Architecture』 (2016-20年)や「AKIRA: The Architecture of Neo Tokyo」 (2022年)をベースとした日本国内で初めての展覧会である。 シュテファン・リーケレス著『アニメ建築:傑作背景美術の制作プロセス』(グラフィック社、2021年)には過去の2つの巡回展や本展で展示された作品のロケハン写真、レイアウト、イメージボード、背景画、セル画、本編キャプチャなど、多くの図版を掲載しており、本展の図録と併せて購入することをおすすめする。 サイズ:W225×H298mm ページ:100p 言語:日本語/English 第7回企画展「アニメ背景美術に描かれた都市」 編集:谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館(公益財団法人金沢文化振興財団) 執筆:五十嵐太郎|高木愛子|水野一郎|明貫紘子|シュテファン・リーケレス 訳:デイヴィッド・ディヒーリ|湯浅し津 発行:谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館(公益財団法人金沢文化振興財団) 発行日:2023年7月15日 *展覧会レビューはこちら 美術手帖デジタル 「アニメの背景に見る建築・都市・時代。谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館で「アニメ背景美術に描かれた都市」が開幕」 https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/27371